丸亀百景 其の二 焼鳥屋から生まれた「かしわ天」

丸亀製麺はうどん屋さんですが、うどんと並び人気なのが揚げたてサクサクの「天ぷら」です。野菜かき揚げ、ちくわ天、えび天、さつまいも天など、いつもお店に並んでいる定番商品のなかで、特に人気が高いのはこの「かしわ天」です。
「かしわ天」とは、鶏肉の天ぷらのことで「とり天」と言った方が馴染みがあるかもしれません。しかし、関西では鶏肉のことを「かしわ」と呼ぶので、丸亀製麺では「かしわ天」になりました。

その「かしわ天」が丸亀製麺の天ぷらの中でなぜ人気なのか――。

それは、丸亀製麺の創業者がちょうど30年前に焼鳥屋さんを始めたことに由来します。私たちトリドールの原点は、焼鳥居酒屋「トリドール3番館」。1985年、兵庫県加古川市に8坪の小さな焼鳥屋を開店した創業者は、炭火焼鳥や唐揚げといった鶏料理を“子どもから年配の方までおいしく食べていただけるよう”に努力してきました。
つまり、丸亀製麺の「かしわ天」は鶏料理のプロが開発した天ぷら。だから「かしわ天」が人気商品になっても、何の不思議もありません。

焼鳥屋さんからスタートしたトリドールのノウハウをもってして生まれた自信の一品。そのおいしさの秘密を種明かししましょう。

モモ肉ではなく、ムネ肉だからおいしい

鶏のムネ肉はモモ肉に比べて「パサついておいしくない」というイメージを持っている方が多いかもしれません。しかし、ひと手間加えることでモモ肉にも負けず、うどんにもぴったりなジューシーな天ぷらになります。

まず、ムネ肉には各店舗で下味をつけます。専用に仕込んだ秘伝の「漬けだれ」に漬け込み、下味がきちんと中まで入ってから、特性の天ぷら粉で揚げ、アツアツを提供しています。この揚げ具合がとても重要で、揚げすぎるとパサついて固くなってしまい、揚げ方が足りないと生っぽくなってしまいます。つまり、それだけベストな状態で揚げるのが難しいということ。高温で一気に揚げ、外はカリッ、中は柔らかくジューシー。それでいてムネ肉ならではのさっぱり感が、讃岐うどんと抜群の相性なのです。

天ぷら用だしソースでも「かしわ天」をどうぞ

もともと焼鳥屋さんだったノウハウをうどん店でも展開できるのは、トリドールならではと自負しています。さらに、注目してほしいのが、テーブルの上や薬味コーナーにある「だしソース」。ウスターソースをベースに、かつおだしなどを加えた“和風味のソース”ですが、これは自慢の「天ぷら」をたくさん食べていただきたいから独自に開発しました。
その甲斐もあってか、天ぷらの中で「かしわ天」の人気はじわじわと浸透し、今は大きくてボリュームのある「野菜かき揚げ」にも負けない丸亀製麺の名物になりました。

最近では、クリスマスやお花見などの行楽シーズンに、「かしわ天」をお持ち帰りになるお客さまもたくさんいらっしゃいます。

丸亀製麺自慢の“和風フライドチキン”には、私たちのこだわりとうま味がギュッと詰まっています。

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